建築さん施工・工程計画

施工と一言で言うのは簡単だっぺが、施工には多くの配慮が必要だっぺ。
実際に周りで工事中の建物を見てみるのはとってもためになるんだっぺ。

施工・工程計画

施工計画書とは…
施工計画書とは請負者が工事の着工に先立ち、工程・仮設・揚重・安全衛生計画などについて施工方法を記載したものである。
つまりその工事をスムーズに始め、スムーズに終わることができるようにする計画表のようなものである。

以下に施工計画書に含まれるものを紹介するっぺ。(速やかに監理者に提出しましょう。)

一.基本工程表とは…
工事の進捗状況を表したもので、施工図工事材料等の承認・検査・立会いの日程も含めて記載した工程表で、基本工程表⇒月間工程表⇒週間工程表の順に作成し、再度全体を調整する。
二.総合仮設計画図とは…
工事を行う際に工事に必要となる仮の設備(仮設)に関して、仮囲い・仮設建物・仮設私資材・仮設電力・仮設給排水等の仮設設備・作業動線等の配置計画を記載した図である。
つまり、工事を行うための下準備をしっかり行うための計画図だっぺ。
三.工事別施工計画書とは…
1.工程表
2.品質管理計画書
3.工事別施工要領書
等、各工事ごとに施工方法を示した図書である。

上記の三項目等を着工前に作成することにより、当該工事の全体が把握できることになるっぺ。

さて、実際に工事を行うに当たり重要となってくるのはその工事を定められた期日までに間に合わせることだっぺ。
だけんども、間に合わせるためには先に与えられている設計図書等を参考に工程計画をしっかり決定しなければ後々工期が厳しくなってきてしまうから注意するっぺ。
それでは、工程計画をしっかり計画するための流れと要点を勉強するっぺ。

工程計画作成の流れ

  1. 設計図書等から各部の工事量を把握
  2. 機械・設備・労働者1日当たりの作業量を予想
  3. 上記1の工事量を上記2の作業量で割ることで所要日数を算出
  4. 各工事の始点・終点を決定し、工程表に落とす

上記の流れにより算出された日数は、まったく何も不都合が起こらない場合を想定しているんだっぺ。
そこで、実際に工程計画を作成するにあたり、余裕を見ておかなければならないんだっぺ。
そこで注意点。

工程計画作成の注意点

  1. 土・基礎・地業工事は天候の変動や想定していない地下障害や湧水等の影響があり工期が遅れ易いため余裕を見込む
  2. 躯体工事は不安要素が少ないため計画通りで考えるが、雨天・祝祭日・および季節的な労働力の減少等に注意を払う
  3. 仕上工事は工程段階が多かったり、養生期間を確保したり、各工事との取り合いがあったりと工期短縮が計りづらい
  4. 全体的に労務や施工機械の※歩掛り・需要状況を調査し考慮する
  5. 重複可能な作業は重複させる

※歩掛りとは…工事目的物の単位量に要する労務者数をさす言葉だっぺ

さぁ、実際工程表を作ってみたら、工事監理者に検討・助言をもらうんだっぺよ。
もしも工程内容を変更することがあったら工事監理者と協議するんだっぺが、なるべくなら変更のないようにしたいもんだっぺ。

では、工程表にはどんなものがあるのかな?
1.バーチャート(bar-chart)工程表
後述するネットワーク工程表に比べ、全体的な施工時の流れを把握するために便利な工程表


↑のようにバー(横棒)チャート(グラフ)を用いた工程表で、おおまかな工程把握ができ、とっても明確でわかりやすいんだっぺな。
(適当に作ったもんだからただのイメージ図として参考にしてくんろ)経験がものを言うんだなぁ

2.ネットワーク(network)工程表
前述のバーチャート工程表に比べ、各工事間の複雑な連絡や調整など詳細な工程を把握できる工程表


↑のように各工種ごとにその関連性(相互関係)をネットワークにより表示させたものなんだっぺな
(フリーソフトの標準的なものを載っけたっぺ)コンピュータなどで機械的に作成可能なものだっぺ

ここで、ネットワーク工程表に用いられる用語について説明するっぺ

  • パス:ネットワークの中で2つ以上の作業のつながりを言う
  • クリティカルパス(CP):開始結合点から終了結合点に至る最長パス(まったく余裕ないパス)
  • 最早開始時刻(EST):作業を始めうる最も早い時刻(一番早く開始できる時間だっぺ)
  • 最早終了時刻(EFT):作業を終了しうる最も遅い時刻(一番早く終了できる時間だっぺ)
  • 最遅開始時刻(LST):プロジェクト工期に影響のない範囲で最も遅く当該作業を開始してもよい時刻(最も遅く始められる時間だっぺ)
  • 最遅終了時刻(LFT):プロジェクト工期に影響のない範囲で最も遅く当該作業を終了してもよい時刻(最も遅く終了できる時間だっぺ)
  • トータルフロート(TF):作業をESTで始めLFTで完了する場合に生じる余裕(フロート)時間(これを超えるとプロジェクトは遅れるっぺ)
  • フリーフロート(FF):作業をESTで始め後続の作業をESTで始める際に生じる余裕(フロート)時間(当該作業が遅れても全体工期に支障のない時間だっぺ)

このネットワークで使われる用語は、なにも施工に関してのみ使われることじゃないんだっぺ。あらゆるプロジェクトに用いられる用語だかんら、いろいろな人に共通で使われる基礎的なこととして知っておいて欲しいんだっぺ。