建築さん防災講座

建築の災害といえば火災!

火災

木材は約170℃で可燃性ガス発生、約260℃で発火

フラッシュオーバーとは…
出火後、可燃性ガスが天井部に溜まり、そのガスに引火して炎が一瞬で広がる現象
フラッシュオーバーは3〜6分で起こる
燃焼速度(火災速度)
水平より垂直の方が速い(煙流速:水平0.5〜1.0m/s、垂直2〜3m)
横長窓縦長窓なら、横長窓の方が上階へ延焼しやすい(縦長窓から出る火は勢い良く、壁を伝わりにくい)
避難通路への煙の流入を防ぐためには、天井から50cm以上の防煙垂れ壁を設置

防火戸は人が通るときだけあけましょう

火災により、一酸化炭素が1%になると、人は数秒で危険!!
耐火建築物の場合、火災の初期段階における煙層の厚さは、火源面積による
耐火建築物の場合、火災の最盛期における燃焼は、開口部から流入する空気量による

建物間の延焼防止とは…
常緑樹を植える(常緑樹は高音放射熱を遮る)ことなど
群集歩行速度とは…
火災時の集団非難時の歩行速度のこと
廊下移動0.8〜1.2m/s階段移動0.4〜0.6m/s

避難時の動線と日常の動線を一致させるべき!!!

寝タバコは放火についで出火原因として多いので、気をつけましょう!

防火

  1. 防災センター:高さ31m以上の建物の、避難階(階段を使わずに外に避難できる階)かその直上・下階に設置
  2. 非常用エレベーターとは… 消防隊の消火・救助活動用エレベーター(通常時は人荷用のエレベーター)
  3. 火災報知器等の充実(警報装置は温度上昇以前に、煙を感知する煙感知器の方が初期消火にもってこい)

避難計画

  1. 自力で安全域まで到達できるようにする
  2. 原則2方向避難(日常動線と避難動線を一緒にする)
  3. 避難経路への煙侵入を防ぐため適切な防火区画(耐火設備などで区切った区画)を設ける
  4. エレベーターやエスカレーターを避難経路に考えない
  5. 非常用エレベーターは避難用ではない(消火活動等)
  6. 避難経路は階段
  7. 避難階段:耐火構造の壁と防火戸などで区画する
  8. 避難階段:出入り口は階段幅より狭く(広いと階段に人が殺到してもう大変!!)
  9. 避難階段:踏面の寸法は一定に、また勾配も一定に(違うと焦っている避難時に危ない!!)
  10. 特別避難階段の附室:附室は広いほうが避難上有効
    階段附室
  11. 廊下における機械排煙の排煙口は、避難階段から離して設ける
  12. 避難時群衆歩行速度は群集の種類や密度によって異なるが、百貨店などは1.0m/s
  13. 避難用の扉は、簡単に開けることができ、また避難後自動的に閉まる構造が良い

火災で怖いのは火よりも煙!!避難計画は煙からの避難と考える